患者さんの悩みをアンケートで調査します [歯周病予防と治療]
日本歯科医師会雑誌の1月号に右のような患者さんへのアンケート票が掲載されています。
今年の1月から使って重宝しています。、今まで私どもが予診表をもとに問診しても聞き取れなかったことを、皆さんが考えていることがよく分かります。
正式には「口腔関連QOLアセスメント票」と言います。
歯科医院にかかりたい方は、この票を印刷して記載して持って行くのもよいかもしれませんね。
新しい成人歯科健診を試してみませんか? [歯周病予防と治療]
歯周病のセルフチェックをしよう [歯周病予防と治療]
歯周病のセルフチェックをしてみよう
最近、虫歯のない人が増えてきて、「歯医者さんに行ったことがない」という人も。人によって、虫歯がなくても歯ぐきが弱かったりすることもあります。歯周病になる、またはなっている可能性もありますので、ぜひ自分でチェックをしてみてください.
□ 歯ぐきに赤く腫れた部分がある。
□ 口臭がなんとなく気になる。
□ 歯ぐきがやせてきたみたい。
□ 歯と歯の間にものが詰まりやすい。
□ 歯を磨いたあと、歯ブラシに血がついたり、 すすいだ水に血が混じることがある。
□ 歯と歯の間の歯ぐき、鋭利な三角形では なく、おむすび形になっている部分がある。
□ 時々、歯が浮いたような感じがする。
□ 指でさわってみて、少しグラつく歯がある。
□ 歯ぐきから膿が出たことがある。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
●ゼロの場合
これからもきちんと歯磨きを心がけ、少なくとも1年に1回は歯科検診を受けましょう。
●1~2の場合
歯周病の可能性があります。まず、歯磨きの仕方を見直しましょう。念のため、歯科医 院で歯周病かどうか、歯磨きがきちんとできているかを確認してもらった方がよいでし ょう。
●3~5個の場合
歯周病が進行している可能性があります。早めに歯科医師に相談しましょう。
○この記載と画像は以下の資料を参考にしています。ぜひご覧ください。
8020推進財団「http://www.8020zaidan.or.jp/」トップページ
8020推進財団の出版物のご案内
「からだの健康は歯と歯ぐきから」
歯周病について情報誌に掲載されました [歯周病予防と治療]
若い女性を対象にした9月11日(木)高知新聞社発行の「ミリカ」に歯周病をテーマに記事が掲載されました。内容は次のようなものです。
歯周病の予防と対策は今から!
「歯周病は大人の病気」って思っていませんか?いえいえ、年齢に関係なく、誰でも歯周病になるリスクを持っています。日ごろのケアを心がけましょう。
歯を磨くと血が出ることがあります。
歯は痛くないんだけど、歯医者さんに行くべき?
歯ぐきが腫れたり、歯磨きで出血するのは、歯周病の症状の一つ。この段階なら毎日のケアで健康な状態に戻すことができるので、ぜひ歯科医院を訪れてみてください。歯周病とは歯と歯ぐきの聞にたまった歯垢の中にいる「歯周病菌」によって引き起こされる病気。口臭の原因にもなります。放っておくと歯を支える歯槽骨が溶け出し、歯ぐきはぶよぶよ、歯はグラグラに。重度の段階になると、食べものを噛めなくなり、歯が抜けてしまいます。歯槽骨が侵されると回復は難しくなりますので、早い段階でのケアが必要です。
大切なのは、歯周病は口だけのトラブルではないということ。からだ全体にさまざまな悪影響を及ぼします。生活習慣病とのかかわりも大きく、歯周病を防ぐことによって肥満や糖尿病、心臓病、認知症などのリスクを減らすことができます。おいしいものを食べて、健康で楽しい生活を維持するためには、口の健康は欠かせないことを知っておいてください。
80歳で20本の歯を残そうという「8020(ハチマルニイマル)運動」が知られるようになってきましたが、これは歳をとって急にできることではありません。その大半が若いときからの歯の衛生習慣によって決まります。一番の予防は毎日のブラッシング。きちっと磨くには10~15分必要です。毎食後きちっと磨くのは大変だと思いますので、ササッと「エチケット磨き」でも構いませんが、1日1回はきちんと「予防のための歯磨き」を行い、歯と歯ぐきの境目や、歯と歯の間など、ていねいに歯垢を取り除きましょう。それでも取りきれない歯垢がたまって歯石となって蓄積されますので、定期的に歯科医院でのクリーニングをするのがおすすめです。
女性は妊娠時に歯周病にかかることがありますが、これは歯磨きがおっくうになり、口の中がばい菌の住みやすい状態になるため。ホルモンのバランスに変化があることも一因です。この場合もかかりつけ医を持っておくと安心ですね。 最近、女性の喫煙が多くなったといわれますが、タバコは歯周病にとっても大敵!血行が悪くなり、歯の表面にタールがついて汚れがとれにくくなります。歯ぐきのトラブルがおきやすい上、歯ぐきの腫れや変色など歯周病の症状がわかりにくく、発見が遅れることも。妊娠中のタバコは胎児への影響だけでなく歯周病のリスクも高まりますので、注意が必要です。